女子プロゴルファー・田辺ひかりさんは2020年の日本女子プロゴルフ選手権で2位タイに入ったことでその名前が知られるようになりましたが、かわいいことでも話題となりました。
それと同時に全ての番手のクラブを短く持つことも注目されています。
ここでは、田辺ひかりさんのクラブセッティングとスイング、クラブを短く持つ理由などについて紹介します。
田辺ひかりのクラブセッティング
2021年時点の田辺ひかりプロのクラブセッティングを紹介します。
- ドライバー:キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ(9度、ツアーAD IZ-5、硬さ:R)
- 3番ウッド:キャロウェイ マーベリック(15度、ツアーAD IZ-5、硬さ:R)
- 5番ウッド:キャロウェイ マーベリック(18度、ツアーAD IZ-5、硬さ:R)
- 3番ユーティリティ:ピン G400(19度、MCH 60、硬さ:R)
- 4番ユーティリティ:ピン G400(22度、MCH 60、硬さ:R)
- アイアン(5番~ピッチングウエッジ):キャロウェイ Xフォージド 2017(N.S.PRO 850GH、硬さ:S)
- アプローチウェッジ:キャロウェイ JAWSフォージド(50度、N.S.PRO モーダス3、硬さ:S)
- サンドウェッジ:キャロウェイ JAWSフォージド(56度、N.S.PRO モーダス3、硬さ:S)
- パター:ピン SIGMA2 KUSHIN C
田辺ひかりのドライバーとウェッジ
ドライバーのロフトの9度というのは女子プロとしては小さめです。
男子選手の場合、ドライバーもハンドファーストでロフトを立てた状態でインパクトするので、10.5度ぐらいのロフトの大きいクラブを選ぶ選手もいます。
女子選手の場合、アッパー軌道のスイングが多いため、ロフトが寝た状態でインパクトを迎えることからロフトの小さいクラブを選ぶ選手も少なくないようです。
SW(56度)については、コーチからは58度がいいと言われているそうですが、そうすると何か1本抜かなければならないため、どれを抜くか迷う中で結局そのままになっているそうです。
クラブは基本的にいいと思ったものを長く使い続けているとのことです。
現在、クラブ契約はフリーとのことですが、使うクラブを選ぶ時の選択肢を幅広くもっておきたいということかもしれません。
田辺ひかりがクラブを短く持つ理由
田辺ひかりさんは、グリップをこぶし1つ分ほど余して、かなり短く持つのが特徴です。
ゴルフを始めた頃から短く握っていたそうで、ドライバーだけでなく、ウッドからアイアンまで全て短く持っています。
何か特別な理由があるのかと思いきや、単に握りやすかったからという感覚的なものだそうです。
もちろん、基本に忠実とはいえないため、これまで何回も長く持つよう指導されたことはあったとのことです。
でも、自分が一番大事にしている部分なのでどうしても変えたくないという強い思いがあり、ずっとその持ち方を続けているとのことです。
かわいらしくて、どこかほんわかとしたイメージの田辺ひかりさんですが、頑固で芯が強い部分もあるようです。
もちろん、ツアープロとしてやっていくためには必要なことではありますが。
クラブを短く持つことのメリット・デメリット
一般的には、クラブを短く持つとミート率が上がるというメリットがあります。
でも、その分スイングアークは小さくなり、シャフトがしなりにくくなるので飛距離的には損するというデメリットもあります。
ドライバーに関していえば、ひかりさんは少しや柔らかめのシャフト(フレックス:R1)を使っているとので、短くてもうまくしならせることができています。
また、身長も165cmあって腕も比較的長いため、スイングアークもそれほど小さくはなっていません。
それに、ミート率が上がれば、その分飛距離はアップするので、短く持っても飛距離ダウンにはならないのかもしれませんね。
何よりも、ゴルフを始めた頃から慣れている短い持ち方による精神的な安心感がプラスになっているようです。
田辺ひかりのスイング
田辺ひかりさんのインスタにスイング動画がありました。
8月30日のニトリレディスゴルフトーナメント最終日ですが、この大会では予選を通過したものの、62位という成績でした。
アイアンによるスイングですが、虫にじゃまされたことをぼやいています。
腰のターンが鋭く、コンパクトですが力強いスイングで、クラブを短く持っているのがわかりますね。
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この2週間後に行われた日本女子プロゴルフ選手権で2位に入ることになります。
初めて長時間テレビに映った田辺ひかりさんはかわいいことで話題になりましたが、次は初優勝が期待されています。